CULTIVAR PROFILE
アーウィン
マンゴーの品種 / Irwin

アーウィンはフロリダ由来のLippens×Haden実生で,日本でも代表的な赤色系マンゴーです.樹は小〜中型で開張気味,果実は340〜450g程度,鮮やかな赤い着色,低繊維でやわらかくジューシーな果肉,穏やかな甘味と香りが特徴です.早生で多収になりやすい一方,果実がやわらかく日持ちは短めです.
JIRCAS石垣調査では,470g(JIRCAS調査平均).中玉. 糖度は中程度,酸味は中程度.JIRCAS調査値は糖度15.0度,酸度0.16%です. 成熟日数の中央値は132日(JIRCAS石垣調査).
品種情報
- 原産地・来歴
- アメリカ(フロリダ)
- 果実サイズ
- 340〜450g程度.JIRCAS調査値では470g前後の中玉.
JIRCAS果実重: 470g(JIRCAS調査平均).中玉. - 味
- 甘味は穏やかで食べやすく,酸味とのバランスを見る品種.
JIRCAS品質: 糖度は中程度,酸味は中程度.JIRCAS調査値は糖度15.0度,酸度0.16%です. - 食感
- 繊維がなく,やわらかく溶けるようなジューシーな肉質.
- 香り
- 穏やかで心地よい香り.
- 収穫期
- 早生.沖縄・施設では収穫時期が前後しやすい.
JIRCAS成熟日数: 成熟日数の中央値は132日(JIRCAS石垣調査). - 樹勢
- 樹は小〜中型,樹勢は中程度,開いた樹冠になりやすい.
- 栽培難易度
- 早生で多収になりやすいが,果実が軟らかく日持ちが短いため収穫適期が重要.
- 沖縄適性
- 沖縄では赤色系の基準品種です.着色,糖度,果実軟化,炭疽病を見ながら品質を安定させたい品種です.
- 鉢植え適性
- 鉢でも比較的作りやすい候補ですが,着果量を欲張ると果実品質と翌年の樹勢に影響しやすいです.
- 初心者向け
- 最初の比較品種として扱いやすいですが,完熟収穫と日持ちの短さに注意したいです.
- けんゆーコメント
- 日本でマンゴーを語るときの基準品種です.他品種の香り,酸味,日持ちを比較する軸として残したいです.
- 出典・補足
- 出典: JIRCASマンゴー遺伝資源サイト https://www.jircas.go.jp/ja/database/mango/mango-database / Genetic diversity and relatedness of mango cultivars assessed by SSR markers, Breeding Science 2019 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6711724/
系譜出典: Yamamoto et al. Genetic diversity and relatedness of mango cultivars assessed by SSR markers, Breeding Science, 2019. 親子関係: Lippens × Haden
出典: The Mango: Botany,Production and Uses,Chapter 3 Important Mango Cultivars and their Descriptors,Knight,Campbell and Maguire.





