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CULTIVAR PROFILE

ヘイデン

マンゴーの品種 / Haden

ヘイデン

ヘイデンは,1902年にアメリカ・フロリダ州のMiami近郊のCoconut Groveにおいて,キャプテン・ジョン・ヘイデン氏によって植えられた実生から誕生.

母親はインドの名品種であるMulgobaであり,この種子から偶然生まれた実生がヘイデンである.父親については長らく不明であったが,現在ではフロリダの在来品種である「Turpentine」が花粉親であった可能性が高いと考えられている.

果実は中〜大果であり,重量はおおよそ400〜700g程度である.

果皮は黄色を基調とし,成熟すると鮮やかな赤色の紅が全面に広がる.この赤い果皮は当時としては非常に画期的であり,後のフロリダ系マンゴー育種において重要な選抜形質となった.

ヘイデンを祖先にもつ代表的な品種として,

* Irwin
* Kent
* Keitt
* Tommy Atkins
* Van Dyke
* Zill

などが存在する.現在世界中で商業栽培されているフロリダ系マンゴーの多くは,ヘイデンの遺伝子を受け継いでいる.

生産性は高いものの,

* 炭疽病への感受性
* 隔年結果傾向
* 果実品質のばらつき

などの問題も抱えており,現在,商業栽培品種としての地位は後継品種が担ってる.

品種情報

原産地・来歴
アメリカ
果実サイズ
400〜700g
味
果肉は濃黄色で果汁に富み,香りが非常に強い.

糖度は高く,濃厚な甘味を持つ一方で,適度な酸味も感じられるため,味のバランスに優れている.桃や花を思わせる華やかな香りを持つことも特徴.糖度は13-16%程度.
樹勢
強い
出典・補足
【YouTube実食・観察記録|https://www.youtube.com/watch?v=_M7NqnG2VHI】
台湾で入手したヘイデンを実食.赤・黄・緑の果皮,濃い橙色の果肉を確認した.実食果は甘味が強く,柑橘を思わせる香りとマンゴーらしい樹脂・テルペン様の香りがあり,繊維はあるものの生食で大きく気にならないと評価した.動画では約400~700g,資料上のBrix 18~22%という特性も紹介しているが,これらは実食果の実測値ではない.
※投稿者が動画内で扱った果実についての観察です.数値は特記がない限り当該果実の実測例であり,品種全体を保証する値ではありません.

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