本文へ移動

CULTIVAR PROFILE

バナーネ

イチジクの品種 / Banane

バナーネ

バナーネ(Banane) は,フランスで古くから栽培されてきたイチジク(Ficus carica L.)の品種であり,非常に高い糖度と大きな果実が特徴である.
別名「ロングドゥート(Longue d’Août)」としても知られ,夏果は最大300g程度に達することもある.一方,秋果は夏果より小ぶりになるものの,糖度が非常に高く,完熟するとジャムのように濃厚な甘味を楽しめる.

特に魅力的なのが,夏果は大きさ,秋果は甘さという,それぞれ異なる特徴を持つことである.
日本でも家庭果樹として人気が高く,桝井ドーフィンやコナドリアなどと比較しても,食味の面で興味深い品種である
夏果150〜300g,秋果60〜130g程度,糖度は夏果16〜17度,秋果20〜23度程度.

別名の「Longue d’Août」は,フランス語で「8月の長いもの」を意味し,細長い果形に由来する名称と考えられる.
一方,「Banane」はフランス語でバナナを意味する.夏果が大きく細長い形状になることから,その特徴的な外観を表す名称として用いられている.

果実はやや細長い洋梨形で,完熟しても果皮が紫色にならない.熟度が進むと黄緑色から黄褐色へ変化し,果皮に褐色の斑点が現れる場合もある.

品種情報

原産地・来歴
フランス
果実サイズ
60g程度(実測値)
糖度
15.2%(実測値)
甘味
濃厚な甘味とねっとりした食感
酸味
比較的穏やか
味
秋果では糖分が凝縮したような甘さになり,完熟果には蜜やジャムを思わせる濃厚な風味
耐寒性
−5℃程度