CULTIVAR PROFILE
欽蜜9号
パッションフルーツの品種 / Qinmi No.9

欽蜜9号(きんみつ9ごう/Qinmi No.9)は,中国・広西チワン族自治区で育成された,甘味が強く,酸味が非常に少ない黄果系パッションフルーツである.
一般的な紫果系パッションフルーツのような強い酸味が少なく,砂糖や蜂蜜を加えず,そのまま食べやすい品種.また,従来の黄果系品種では難しかった,真夏の高温下での開花・結実性にも優れています.
なお,現在の正式な品種名は「欽果9号(Qinguo No.9)」,欽蜜9号は,現在も流通名として広く使われている.
2018年に交配し,1,010個体の実生から選抜され,2021年頃から本格的に普及しました.植物新品種権番号はCNA20211005004で,2024年4月に品種権が認められている.
中国での標準的な栽植密度は,10a換算で約225~300株,試験上の収量は,10a当たり約1.5~2.25t.
自花結実性と高温結実性があるため,真夏にも収穫をつなげやすく,広西・海南・広東・雲南・貴州・福建などで急速に栽培が広がっている.広西農業科学院は,2025年時点で中国国内の普及面積が50万畝,約3.3万haを超えたと報告されている..
品種情報
- 原産地・来歴
- 中国の広西チワン族自治区
- 糖度
- 19度前
- 甘味
- 強い甘味
- 酸味
- そこまでない
- 味
- 外側の硬い殻を指で割って外し,中の皮付きのまま丸呑みして食べる.
風味はかなりあって,甘味が強く美味しい. - 香り
- 有り
- 沖縄適性
- 一般的なパッションフルーツでは,真夏に気温が上がると花芽分化が悪くなったり,開花しても結実しにくくなったりする.しかし,欽蜜9号は,35~37℃でも花芽分化・開花・結実できることが育成試験で確認されている.
広西省では,5月中下旬から10月下旬まで20~30日間隔で開花し,7月中旬から11月下旬まで収穫が続く.平均自然着果率は約57%である.
また,自家和合性があり,育成元は人工授粉をしなくても自花受粉しやすい品種.ただし,雨天,高湿度,施設内で訪花昆虫が少ない場合には,人工授粉を行ったほうが着果が安定する可能性がある. - けんゆーコメント
- 高糖度,低酸味,作りやすい,食べやすい,最高の品種かもね!

