CULTIVAR PROFILE
アップル(ナムワバナナ)
バナナの品種 / Apple banana










アップル(ナムワバナナ)は,ナムワ系バナナの総称として使われる商業上の名前です.ナムワ系は,Musa balbisiana由来のBゲノムを多く含む系統です.一般にABB系は樹勢や環境適応性が評価される一方,果実は生食だけでなく調理・追熟の使い分けで使われます.沖縄では露地栽培の候補として優秀ですが,台風対策,排水,ゾウムシ類,バンチートップ病,パナマ病などの確認を続けたい品種です.
品種情報
- 原産地・来歴
- タイ
- 味
- 甘みが強くて美味しい
- 食感
- もちもち
- 香り
- ややあり
- 収穫期
- 周年
- 耐寒性
- 不明
- ゲノム構成
- ABB
- 樹勢
- 強い
- 栽培難易度
- ABB
- 沖縄適性
- 沖縄では露地栽培しやすい品種です.冬でも果実肥大がよく,周年通して収穫ができます.
2020~2023年くらいまでは,ナムワバナナは希少性がありましたが,現在は,沖縄県でありふれた品種になりました.名前のわからなくなったナムワバナナにアップルバナナと使われて販売されることもあります. - 鉢植え適性
- 大鉢でも可能.
- 初心者向け
- 初心者にも比較的栽培しやすい.樹勢が強くこともあるので,頻繁な株分けをする必要がある.
- けんゆーコメント
- アップルバナナが,品種不明のナムワバナナを商売上救っている側面もあるが,この便利なワードを使いすぎると,品種の持つ魅力がごちゃごちゃになるので,品種がわかるナムワにはアップルと呼ぶのは避けたほうが中長期的な産業創出には良い.
- 出典・補足
- 【YouTube実食・観察記録|https://www.youtube.com/watch?v=xWbwSsOBrPs】
動画では,沖縄で流通する『アップルバナナ』が単一品種を厳密に指すとは限らず,ナムワ系(ABB)の複数系統に使われる場合があると解説している.実食した果実は小ぶりで,もちもちした食感と強い甘味を持ち,Brix 24.9%を記録した.名称だけで品種同定しない注意点を示す観察記録である.
※投稿者が動画内で扱った果実についての観察です.数値は特記がない限り当該果実の実測例であり,品種全体を保証する値ではありません.