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CULTIVAR PROFILE

ワーツ

アボカドの品種 / Wurtz

ワーツは,1948年に米国カリフォルニア州で紹介されたA型のメキシコ系とグアテマラ系の交雑品種です.半矮性の樹形と中〜晩生の収穫期が特徴で,暖かい亜熱帯では若木から多収になりやすい品種です.

品種情報

果実サイズ
175〜560g.洋梨形から卵形の中〜大果で,大きな円錐形の種子を持ちます.可食部率は65〜69%と報告されています.
味
淡いクリーム色から黄色の果肉です.成熟初期にはわずかな渋味が出ることがあり,十分な成熟を待つことが重要です.
食感
果皮は光沢のある緑色で,産地により厚さが変わります.果肉は適熟でなめらかになります.
収穫期
12-1月(露地栽培の目安.ハウスでは1〜2か月早まることがあります)
耐寒性
-2℃
開花型
A型
樹勢
半矮性で,枝が広がり,密な下垂性の葉を持ちます.暖地では早く結実し多収ですが,果実を長く残すと隔年結果になりやすい品種です.
栽培難易度
フェルテに近い耐寒性を持つとされます.密な樹冠は害虫と炭疽病の管理を難しくするため,通風と採光の確保が重要です.
沖縄適性
半矮性は沖縄の防風管理に有利ですが,密な樹冠を放置すると病害虫が増えやすくなります.内向枝を整理し,適熟期を確認して収穫します.
鉢植え適性
半矮性で鉢向きの候補です.下垂枝を整理して樹冠内部へ光を入れ,着果過多を避けると管理しやすくなります.
初心者向け
樹形を小さく保ちたい人に向きますが,密な樹冠の定期的な整理が必要です.
けんゆーコメント
鉢や小さな庭で試しやすい樹形が魅力です.沖縄では成熟初期の渋味と,収穫時期による食味変化を比べたいです.
鉢向き候補ですが,早採りすると渋味が出やすそうなので,成熟判断を丁寧にしたい品種です.
出典・補足
出典: Schaffer, Wolstenholme & Whiley編,The Avocado: Botany, Production and Uses,第2版,CABI,2013,Chapter 8,p.209.
米本資料では,ワーツはワーツ,ウェルツ,ミニカド,リトルカドとも呼ばれ,メキシコ系とグアテマラ系の交雑,クリーム色果肉でやや渋味があり,中生から晩生,耐寒性はフェルテとほぼ同じと整理されています.
出典: 米本仁巳「アボカド 栽培技術の基礎」2016年.