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CULTIVAR PROFILE

ベーコン

アボカドの品種 / Bacon

ベーコン

ベーコンは,メキシコ系を主体とするグアテマラ系との交雑品種で,1928年に米国カリフォルニア州で成立したB型品種です.早生で若木から結実しやすく,寒冷地ではフェルテより安定して多収になる一方,多湿条件では炭疽病に非常に弱いことが知られています.ハスの受粉樹としても利用されます.

品種情報

果実サイズ
170〜510g.卵形で中〜大果.薄く光沢のある緑色果皮と,大きめの種子を持ちます.可食部率の報告値は約61%です.
味
淡い黄緑色の果肉を持つ早生品種です.食味よりも早生性,安定生産性,受粉樹としての役割が評価されます.
食感
果皮は薄く,しなやかな革質です.果肉は追熟後になめらかになりますが,貯蔵性は高くありません.
収穫期
カリフォルニアでは冬型.
耐寒性
-4℃
開花型
B型
樹勢
直立性が強く,先端の尖った高い樹冠をつくります.若木から結実し,安定して収穫しやすい品種です.
栽培難易度
耐寒性は約-4.4℃までと報告されています.多湿地では炭疽病,強風下では果皮の擦れや過熟果の裂果に注意が必要です.
沖縄適性
耐寒性と受粉樹としての性質は魅力ですが,沖縄では炭疽病への強い感受性が重要な評価点になります.雨よけ,樹冠の通風,適期収穫を組み合わせて比較したい品種です.
鉢植え適性
直立性が強いため,鉢では早い段階で芯を止め,低い位置に主枝を配置します.果実を長く樹上に残さず,収穫後に樹高を戻す管理が向きます.
初心者向け
早生性と結実の安定性は扱いやすい一方,多湿地での病害管理を学ぶ必要があります.
けんゆーコメント
寒さへの強さだけでなく,沖縄の湿度下で果実をきれいに仕上げられるかを観察したい品種です.ハスと開花が重なるかも記録すると,受粉樹としての価値を判断しやすくなります.
ベーコンは「寒さに強いB型受粉樹」としての価値が高いです.沖縄では炭疽病対策と開花の重なりを見たいです.
出典・補足
出典: UC/California Avocado Society「Avocado Varieties for Commercial Planting in California」 https://www.avocadosource.com/books/AvocadoHandbook/Horticulture_files/varieties.pdf
出典: Schaffer, Wolstenholme & Whiley編,The Avocado: Botany, Production and Uses,第2版,CABI,2013,Chapter 8,p.203.
米本資料では,ベーコンは170〜510g程度,B型,薄い緑色果皮,白みがかった淡色果肉,直立性の樹形を持つ品種として紹介されています.耐寒性は約-4.4℃で,寒い地域でも生育しやすい一方,果実病害への注意が必要です.
出典: 米本仁巳「アボカド 栽培技術の基礎」2016年.

【YouTube実食・観察記録|https://www.youtube.com/watch?v=m9O2bVykc10】
実食果は果皮が薄く,果肉は淡い黄緑色で,油分が多く滑らかだった.ハスに油由来の穏やかな甘味を加えたような食味と評価した.動画ではB型の開花型,直立性,耐寒性に関する資料値にも触れている.
※投稿者が動画内で扱った果実についての観察です.数値は特記がない限り当該果実の実測例であり,品種全体を保証する値ではありません.

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