CULTIVAR PROFILE
ブース8
アボカドの品種 / Booth 8
ブース8は,フロリダ州ホームステッドで選抜され,1927年に初結実したB型のグアテマラ系と西インド諸島系の交雑品種です.暖地向けの中〜晩生品種で,多く着果しやすい性質があります.
品種情報
- 果実サイズ
- 283〜680g.長い倒卵形の中〜大果で,中程度の種子を持ちます.
- 味
- 果肉品質は並から良好で,油分は7〜13.1%と報告されています.
- 食感
- 果皮は中緑色で,つやが少なく,やや粗い表面です.
- 収穫期
- 11-12月(露地栽培の目安.ハウスでは1〜2か月早まることがあります)
- 耐寒性
- 0℃
- 開花型
- B型
- 樹勢
- 多く着果しやすい品種です.着果過多では小玉化と枝折れが起こりやすくなります.
- 栽培難易度
- 耐寒性は中程度です.着果過多,枝折れ,小玉化,そうか病への中程度の感受性が課題です.
- 沖縄適性
- 暖地向けで沖縄でも比較しやすい品種ですが,着果過多による枝折れと小玉化を防ぐため,早期摘果を重視します.
- 鉢植え適性
- 鉢では着果数を少数に絞り,果実の重さを支柱で受けます.枝が混み合う前に,収穫後の更新枝を選びます.
- 初心者向け
- 結実しやすさは魅力ですが,摘果と枝の支持を確実に行う必要があります.
- けんゆーコメント
- 実を多く付ける性質を,数ではなく果実サイズと枝の健全性につなげたい品種です.
- 出典・補足
- 出典: Schaffer, Wolstenholme & Whiley編,The Avocado: Botany, Production and Uses,第2版,CABI,2013,Chapter 8,p.220.