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CULTIVAR PROFILE

ピンカートン

アボカドの品種 / Pinkerton

ピンカートン

ピンカートンは,1959年頃に米国カリフォルニア州で選抜されたA型のグアテマラ系交雑品種です.半矮性で若木から結実し,安定して多収になりやすく,果肉歩留まりの高さと濃厚な食味が特徴です.

品種情報

果実サイズ
230〜425g.首のある洋梨形で,温暖地でも大きさを保ちやすい品種です.種子は比較的小さく,可食部率は最大82%と報告されています.
味
クリーム色の果肉で,油分は通常18〜25%.濃厚でナッツ様の風味を持ちます.
食感
果皮は厚くむきやすく,果肉は濃密です.追熟は比較的ゆっくりで,日持ちに優れます.
収穫期
カリフォルニアでは冬型.沖縄では露地・ハウス条件で前後します.
耐寒性
耐寒性は低め〜中程度.幼木は寒風と乾燥に注意.
開花型
A型
樹勢
半矮性で適度に広がります.非常に早く結実し,安定した多収性があります.
栽培難易度
約-2℃まで耐えるとされます.開花期間が長いため収穫時の成熟度がばらつきやすく,窒素過多や果実中カルシウム不足では追熟むらなどの内部障害が増えることがあります.
沖縄適性
温暖地でも果実サイズを保ちやすい点は沖縄向きですが,長い開花期間による成熟度のばらつきを記録し,果実ごとに収穫適期を見極めます.
鉢植え適性
半矮性を活かして鉢でも低い樹冠に仕立てやすい品種です.多収になりやすいため,早期摘果で枝と果実の負担を調整します.
初心者向け
コンパクトな樹形と多収性は扱いやすい一方,成熟度の見極めが品質を左右します.
けんゆーコメント
果肉歩留まりと濃厚な食味が魅力です.沖縄では開花時期の長さと,収穫日ごとの追熟品質を比べたい品種です.
開花が長くなりやすい品種なので,沖縄では果実ごとの成熟差をどう扱うかがポイントになりそうです.
出典・補足
出典: UC/California Avocado Society「Avocado Varieties for Commercial Planting in California」 https://www.avocadosource.com/books/AvocadoHandbook/Horticulture_files/varieties.pdf
出典: Schaffer, Wolstenholme & Whiley編,The Avocado: Botany, Production and Uses,第2版,CABI,2013,Chapter 8,p.207.
米本資料では,ピンカートンはリンコンとハスの交雑とされるA型品種で,1975年登録,中程度の開張性,230g以上の中〜大果,クリーム色果肉,油分18%以上の品種として紹介されています.
出典: 米本仁巳「アボカド 栽培技術の基礎」2016年.

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