CULTIVAR PROFILE
エッティンガー
アボカドの品種 / Ettinger

エッティンガーは,フェルテの実生から1947年にイスラエルで選抜された,メキシコ系を主体とするB型品種です.輸出品種の中でも成熟が早く,適度から多収になりやすいほか,ハスの優れた受粉樹として知られています.
品種情報
- 果実サイズ
- 170〜570g.洋梨形の中〜大果で,明るい緑色の非常に薄い果皮と,大きめの種子を持ちます.
- 味
- 果肉は明るいクリーム色から黄色で,早生品種として良好な品質です.
- 食感
- 柔らかく,口溶けのよい果肉です.樹上保持期間は短い一方,収穫後の日持ちは比較的長いとされます.
- 収穫期
- 11-12月(露地栽培の目安.ハウスでは1〜2か月早まることがあります)
11〜12月目安 - 耐寒性
- -4℃
- 開花型
- B型
- 樹勢
- 強い中心枝を持つ直立性の樹形です.適度から多収になりやすい品種です.
- 栽培難易度
- フェルテより耐凍性が高いとされます.果皮の裂果,炭疽病,果梗部腐敗,低温貯蔵中の障害に注意が必要です.
- 沖縄適性
- 早生性と受粉樹としての価値を沖縄で確認したい品種です.薄い果皮は傷みやすいため,風当たりを抑え,成熟後は遅らせずに収穫します.
- 鉢植え適性
- 直立性を利用して主幹を低く保ち,側枝を更新する仕立てが向きます.薄い果皮を傷つけないよう,鉢は風の弱い場所に置きます.
- 初心者向け
- 早生品種の比較や,ハス系品種の受粉樹を試したい栽培者に向きます.
- けんゆーコメント
- 開花期と収穫期を記録し,ハス系品種の受粉にどの程度寄与するかを観察したい品種です.
早生のB型として,沖縄で収穫期を前へずらせるか見たい品種です. - 出典・補足
- けんちゃん補足: エッティンガーはB型,300〜400g,フェルテに似るがフェルテより前の収穫期と紹介.
出典: https://okinawan-avocado.com/2021/11/17/avocado_ettinger/
出典: Schaffer, Wolstenholme & Whiley編,The Avocado: Botany, Production and Uses,第2版,CABI,2013,Chapter 8,p.203.
米本資料では,エッティンガーはフェルテ実生由来のB型品種で,170〜570g程度,薄い緑色果皮,白みを帯びた黄色果肉,直立性の樹形を持つと整理されています.
出典: 米本仁巳「アボカド 栽培技術の基礎」2016年.


